一度買った靴やバッグ、ベルト、財布…
雨にも風にも負けず…と、なにもメンテナンスせずに酷使していませんか?
革は雨に塗れればシミやカビがついてしまいがちですし、
クリームを塗らないまま使い続ければ革がカピカピに乾燥してしまいます。
購入してからもう何か月も経つな~という方は、ぜひすぐにお手入れをしましょう。
革製品の手入れはものをリスペクトするだけではなく、使っている本人をリスペクトすることにもつながります。
もし、革靴を持っていれば、このようなメンテナンスグッズをお持ちの方は多いと思います。
革靴用クリーム、クリーナー、ブラシ
これらを使って、簡単な革靴、革財布のケアをご紹介します。
靴の場合は、馬毛の大き目なブラシを靴全体にかけて
埃やチリ、汚れを落とします。
次に、クリーナーで前回のクリームを落とします。
このとき、布にクリーナーを染み込ませて布で拭きとってください。
直接クリーナーを靴にかけるとシミになることがあるので止めてください。
片方ずつクリーナーをかけていきます。
両方クリーナーをかけた後は、はじめの片足が乾いていますので、
次に、靴クリームを塗っていきます。
(ここでは、布とクリームを使ったケアを紹介します。
スポンジにクリームを染み込ませた商品も市販で購入することもできます。)
靴クリームはクリーナーとは別の布に少量とって、靴全体になじませていきます。
靴の色に合わせてクリームをそろえるのは中~上級向けになると思うので、
初めての方は1個でどの色の革でも使える透明色(白色)を持っていると便利です。
両足の靴にクリームをなじませればOKです。
プラスアルファでトゥーキャップ部分に光沢を出したい場合は、油分の多いワックスを塗り込みます。
ワックスは油分とロウが主成分です。(クリームはそれに水分が含まれます。)
そして、防水スプレーを最後に塗れば完璧です!!
防水スプレーをしても水玉ができてしまうことがあるので、軽く布で拭きましょう。
ビジネスシューズで、つま先だけ光沢があるというのは非常に上品です。
靴全体をワックスがけは避けた方がよいです。全部が光るとかえってかっこ悪く見えます。
かっこよく革靴を履いている男性は、やはりパッと見で素敵だなと思われます。
高級料亭の女将さんは、男性が脱いだ靴をチェックして、この男性はどんな男性かを見極めているとか。
革財布もこの靴クリームを使用できます。
ちなみに、ベルトも靴クリームでケアする方も多いです。
※注意 エナメル加工などの表面をコーティングされた革や、ベロアカーフなどの起毛した革には使わないでください。ケアの方法が異なります!
革財布の場合は、表面の汚れを布などで落とし、縫い目の細かいところは小さいブラシで埃のつまりを取ります。
そして、少しだけクリームを布に取り、全体に均一に塗っていきます。
ことのき、爪などのひっかき傷がついている場合は、丁寧に繊維をなじませるようにクリームと共にすり込みます。
もし黒い財布をお持ちなら、黒いクリーム、茶色なら茶色いクリーム、と色を合わせて使うことをおすすめしますが、
珍しい色の財布の場合などは合うクリームを見つけることが難しいですので、透明(白っぽい)なクリームでケアをします。
コードバンの財布は靴ズミで艶を出すことができます。
スムースレザーは基本的にメンテナンスがあまりいりませんが、
コードバンやブライドルレザーなどは定期的に(月に1回程度)革の状態をチェックしてあげるとよいでしょう。
お手入れされた財布を使っていると、やはり気持ち良いものです。
革財布も革靴も愛用しているのであれば、きちんとお手入れをして
自分だけの小物は自分が一番愛情を注いであげましょう。